実食日時:2020/04/29
2002年に創業した高田馬場の渡なべ。
開店当初はその濃厚豚骨魚介スタイルが
すぐに支持され、あっという間に人気店に上り詰めた。
その開業前には現在のスタイルと
もう一つの清湯スタイルのものを考案し、
どちらをメインにするか悩んでいたそうな。
その辺の思いはブログに
なにしろ、幻の渡なべ、
当時の2002年版と今の感覚で仕上げた
2020年版の2種類が期間限定で発売された。
めちゃくちゃ興味があり、店に行ってみたかったけど、
取り寄せもできる、というので、
郵送したもらった。
まずは2020タイプ。
冷蔵便で到着し、
中にはスープ、麺、チャーシュー・メンマ、
タレ、香味油、胡椒、ゆず皮が入っていた。
樹庵さん、直筆かな?
器にタレと油を入れると、
香味油のいい香り。
乾物魚介がこれでもかと香ってくる。
スープを温めて器に注ぎ、
麺を40秒茹でてから盛り付ける。
白ネギがなかったので、
たまたまあったエシャレットを小口切り。
見た目はあきらかに現行とは異なる。
まずはスープを、
ひゃー、美味しいなー。
煮干しの香りがすばらしく、
動物系とのバランスも見事。
そして油の存在感が秀逸。
麺は中太で縮れが強い。
ウ(⦿⦿)マ〜〜〜!!!
樹庵さんご自身が好きだという、
永福町系を遠くに感ずるような味わい。
麺の口当たりはそれよりも力強く、
スープをたくさん拾ってくるので、
咀嚼して飲み込むまで
楽しさが衰えない。
チャーシュー、いいねえ。
焼いたタイプで
ギュッとした噛みごたえがなんともいえない。
メンマは細いんだね。
味わいはあの極太メンマに通ずるし、
とっても美味しいんだけど、
印象はかなり違う。
最後はスープまでほぼ完食。
美味しかった。
あの当時にこれがスタンダードに選ばれていたら、
渡なべはどのように推移していったかな、
と考えを及ぼすのも一興かな、と思い、
箸を置いた。
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実食感想
実食メニュー:幻の渡なべ
スープの種類:魚介強めあっさり
麺の種類:中細縮れ
具:チャーシュー、メンマ、ゆず皮
スープの種類:魚介強めあっさり
麺の種類:中細縮れ
具:チャーシュー、メンマ、ゆず皮
スープの余韻:★★★★★
麺の評価:★★★★★
チャーシュー評価:★★★★★
メンマ評価:★★★★★
再訪問希望度:★★★★★
総合評価:★★★★★
ひとこと:取り寄せでも店と変わらない空気感を感じました。