訪問日時:2025/05/15 11:30
ずっと中華料理の頂点と思っている
新宿のシェフス。
好きで好きで、いろいろな人を連れて、
そのお弟子さんの西岡シェフのrengeも
すごい店だった。
その西岡シェフが築地に新しい店を昨年開いた。
シノワズリ372。
「シノワズリ」はフランス語で「中国様式」を表し、
主に歴史的な背景を反映した装飾様式を意味する言葉らしい。
そして、最初の店が新宿3丁目、2店舗が銀座7丁目、
今回は築地2丁目なので「372」。
この5月7日からラーメンランチを始めたので、
Tablercheckで予約して行ってきた
(完全予約制)。
店とは思えない外観で一度通り過ぎてしまった。。。
恐る恐る引き戸を開けると、懐かしい西岡シェフ。
8席の直線カウンターのみの店内。
すでにテーブルセットが整えられていた。
本日のヌードルセット
シノワズリヌードル/鶏のスープ
魚の豆鼓炒め/ご飯
上海大焼売
明石の生海苔/XP醤/マスタード/胡瓜のぬか漬け
という構成。
日によって、あるいは日を経る毎に?
変わるようだ。
飲み物のメニューを出され、
紹興酒でも飲みたくなったけど、
雲南普洱茶を食前茶としてお願いした。
まずは上海大焼売が来た。
大きい!
そして、素晴らしく美味しい!
添えてあるのは筍で作った醤。
その醤を使うと普通でない味わい。
こりゃすごい。
一気に西岡ワールドに引き込まれた。
味変などに使ってくださいと、
小皿に盛り合わせ。
間髪入れずに魚の豆鼓炒めとご飯。
笑っちゃうね。
美味しすぎ!
魚は白身で、鯛かな・・・
味付けがご飯に最適でガツガツいってしまう。
その間もずっと厨房を見ていたけど、
麺は45秒茹でて、その後水洗いして、
15秒茹でる(温める?)。
こんな丁寧に作るんだね。
もう美味しいやね。
具はエシャレットの超みじん切りと
青柚子の皮をすりおろしたもの。
スープはものすごく丁寧に作ったのが伝わる。
どうすれば鶏の旨味だけをこんなに上品に
引き出せるのか。。
ものすごく上質な上湯。
そして赤子を扱うかのように扱われた麺を、
ウ(⦿⦿)マ〜〜〜!!!
つるつるシコシコの中細麺。
ややウェーブのあるのがいいね。
スープをよく引っぱるのと、唇触りが楽しい。
ここで、小皿のいろいろを試す。
生海苔はすごい香り!
いくらするんだろ、この海苔、
と思った。
XO醤もすごい。
一本一本ほぐした帆立の貝柱のみ。
味付けはやさしく、帆立の旨味を引き出している。
これが絶品スープと麺に合いまくり。
でも、一番気に入ったのはマスタード。
ここで思い出した。
新宿のrengeの1店舗目のあとに入った
同系列の、Wine & mustard A(閉店)でいただいた
マスタードラーメンがフラッシュバック!
マスタードがこの上品な麺料理に抜群の
相性を見せる。
いやー、うまいわ。
そして、楽しいわ。
最後はご飯を、
何しても美味しい。
最後は全ての皿をきれいにして、箸を置いた。
3850円なので贅沢なランチになったけど、
心もお腹も大満足。
つくづく満たされた。
もっと高価格なランチ設定もあり、
ヌードルのスープを金華ハムコンソメに変更6930円、
セットの丼をフカヒレの煮込み1/2枚に変更8800円、
その両方11800円。
それらもものすごく興味あるけど、
おいそれとは頼めないなあ。。。
でも、一度夜には来てみたいな。。。
と思いながら店をあとにした。
お店のデータはぼぶのラーメン店DATAで。
感想など。。。